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​ひみつくじらとは

「ひみつくじら」とは、日本人でさえ知っているようで実はよく知らない
「捕鯨」というものを、秘密のヴェールを1枚1枚めくるように丁寧に
見せたいという思いからつけられた。

 

▲鯨はどのようにして捕獲され、港まで持ってきて引き揚げられるのか。

▲10mもある鯨の巨体が、どのようにして「食品としての肉」になっていくのか。

▲捕鯨に関わる人々は、どんな思いで鯨を見つめ、日々の仕事をしているのか。

▲鯨の町に暮らす人々にとって、鯨とはどんな食べ物であり、実際にどんな
     調理をしているのか。

こうしたことを通して、日本人にとっての鯨とはなにかを探っていきたいと
思っています。

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 日本人にとって鯨は海からの恵みであり、
自分たちが食べる分だけを捕り、感謝しながら

ありがたくいただいてきた。食べられる部分
以外も余すところなく利用した。


 一方、外国の人々は、鯨は神聖であり、
愛すべき存在であって食べるものではないと
言う。
 しかし歴史を見れば、18世紀から19世紀に
世界中の海で鯨を捕り、その数を激減させて
きたのは欧米列強諸国。しかもその目的は

油を取るためだけで、皮を剥いでその他は全部
捨ててきたのである。

 

 彼らは、鯨を食べる日本人は野蛮だと言う。
しかし日本人は食べた鯨を供養し、鯨塚まで
建ててきた。
「いただきます」という言葉があるように、
日本人は他の生き物の命をいただいて生きて
いることに対する感謝の念を持ち続けてきた。

【鯨を愛することと鯨を食べることは、
日本人にとってはなんら矛盾することでは
ない】のだ。

 これまで、日本の捕鯨は南氷洋での捕鯨ばかりが
クローズアップされてきた。シーシェパードによる
捕鯨船団への攻撃や、IWC(国際捕鯨員会)での
米豪など反捕鯨国との対立など、ほとんどが
南氷洋での捕鯨の問題である。

 それとはまったく別の世界の、伝統的な沿岸捕鯨
があることなど、誰も知らなかったと言ってもいい。
いま、沿岸捕鯨の基地は全国に5か所。そのうち、
解体が屋外で行われ、その様子が誰でも見られる
のは南房総だけになっています。


 沿岸捕鯨こそが日本の本当の捕鯨の姿であり、
そこで働く人々の想いや、鯨が揚がるのを楽しみに
している地域の人々、地元ならではの調理法、
そうしたものを網羅した映像作品を作りたいと
思っている。

C.W.ニコルさんから託されたもの

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2020年4月になくなられたC.W.ニコルさんから
生前、この映画への推薦のメッセージを
いただいていました。

「日本の捕鯨は大きな転換期を迎える。
人は何を食べて生きてきたのか。これから
何を食べて生きるべきか。人間の根源的な
問題を、弥富氏の丁寧な取材と真摯な目で
描いてくれることを楽しみにしている。」

C.W.ニコル(令和元年)

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